事例紹介 株式会社福邦銀行様
entrance Banking導入事例
株式会社福邦銀行様は、福井県内外に38の本支店を展開し、「地域密着の徹底~相談しやすく親しみやすい銀行~」という基本戦略のもと、地域経済の活性化を通じて、「地域のお客様とともに成長する銀行」を目指しています。基幹系システムの更改に合わせて、新情報系システムにキヤノン電子テクノロジーのentrance Bankingを採用いただきました。現在は、2019年1月の稼働に向けて、各種試験や移行リハーサルなどを進めています。
entrance Banking採用の理由をお伺いしました。
経営戦略を実現しつつ導入コストを抑えられることがポイント
「選定にあたって重視したことのひとつは、導入コストです。
当行は、業務効率化戦略の一環として『顧客満足度の向上・経営の効率化・IT戦略の強化』を掲げ、2016年2月には基幹系共同センターの利用を決定、さらに経営戦略を強化するために情報系システムの更改を検討しました。その中で、新基幹系システムへの移行を確実に進めつつ、情報系システム更改を実施するためには、いかにシステム更改にともなう銀行側の作業負担を減らすかが選定ポイントとなっていました。
entrance Bankingは新基幹系システムに対して、地方銀行・第二地方銀行での導入実績がありました。そのため基幹系システムとのインターフェース開発の費用を抑えつつ、高品質・短期間で導入できることから、システム構築にかかる銀行側の作業負担を最小化できると判断しました。
また、データを参照するために周辺システムの機能を使用していましたが、同じことをentrance Bankingで実現できるため、情報系システムの運用費用を現在より抑えられる点も採用の後押しになりました。」
求めたのは経営戦略の実現に貢献する情報系システム
「情報系システムに求めるのは、行内のシステムに散在しているデータの一元管理による業務効率化、日々変化する市場ニーズに合わせた新商品・サービス開発のための顧客分析、経営・内部管理体制の強化など、経営戦略の実現に活用できることです。entrance Bankingはこの要求を満たすのはもちろんのこと、これまでのシステムに比べて、情報分析のための業務テンプレート(目的別データ)が充実しており、多角的な切り口での業務分析が可能となる点も魅力でした。
entrance Bankingの『銀行業務に特化したデータモデル』により、基幹系システムや周辺システムで発生したデータは、一元的かつ時系列に統合データベースに蓄積され、データ分析などに利用しやすい形に加工して保持されるため、ユーザーリクエストによる分析要求や、本部向けの各種報告書にも迅速に対応できると期待しています。
またentrance Banking導入に向けたシステム構築作業においては、細かい仕様変更にも迅速かつ柔軟に対応いただいており、当行の課題や要望に沿ったシステムを構築できているという満足感があります。」
システム更改後の業務効率化を目指して
「既存帳票の見直しを行い、帳票作成に係る経費を削減することも情報系システムの更改の狙いのひとつでした。業務帳票はもとより経営分析などに使用する帳票も含めた全ての帳票について、『”今”業務に必要かどうか』という基準をもって見直しを実施しました。このゼロベースからの棚卸を行った結果、帳票数を2分の1まで減らすことができました。
また、entrance Bankingの構築と合わせて導入したBIツールを用いて、新規帳票の作成や既存帳票の修正などの内製化をすすめています。経営層やユーザー部門からの要望に応じて、自分たちで帳票作成ができるようになるので、本部・営業店を含めた行内の情報共有の迅速化に繋がると考えています。」
行内情報を一元管理し、経営資源を有効活用
「当行では、『地域のお客様とともに成長する銀行』を目指しています。中小企業をはじめとするお客様との継続的なつながりと信頼をもとに、課題解決型提案営業を通じてお客様の満足度を高め、成長を支援し、地域・お客様・当行の3者がともに発展するビジネスモデルの確立に努めております。今後は、entrance Bankingで一元管理した行内情報を活用し、更なる経営の効率化・地域の活性化に貢献をしていきたいと考えています。」
お客様情報
株式会社福邦銀行様
【本社】福井県福井市順化1-6-9
【設立】1943年11月5日
【Web】https://www.fukuho.co.jp/
- 本内容は2018年10月時点の情報です。
- 本事例に記載の固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。