事例紹介 株式会社野口食品様
「entrance Web受注」の導入が残業削減と新規顧客数拡大を後押し
株式会社野口食品様は、1927年創業の業務用食品の総合商社です。保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、専門学校、大学などの「学校給食」、事業所、工場、病院、老人ホーム、介護施設などの「産業給食」、ホテル、レストラン、ファーストフード、喫茶店、居酒屋などの「外食」、仕出し弁当、持ち帰り弁当、スーパー惣菜、デリカショップなどの「弁当・惣菜」、これらの多様な業務用食品を取り扱っており、2027年には創業100周年を迎える歴史のある企業です。
幅広いお取引先の中で、保育園を専門にご対応されている「保育園課」様にて、Web受発注システム「entrance Web受注」をご採用いただきました。
ビジネスの成長に伴い業務効率化が不可欠に
導入の背景
「私たち『保育園課』は、保育園様向けの食品を専門に取り扱う組織です。アレルギーへの細心の注意や、残留農薬への配慮なども欠かせない保育園様に、安心・安全な食材を確実にご提供するために、給食からおやつまでの食材を一括で納品させていただいております。
『entrance Web受注』導入前は、全ての受注をFAXで受けており、FAXの内容を一件一件基幹システムに入力していました。FAXの印字が読み取れないことや、類似商品が多いために記載内容から商品の特定ができないこともあり、電話確認などによる商品の特定作業にも多くの時間を割いていました。また受注する単位(例:カレールウXXグラム)と出荷可能な単位(例:カレールウXX箱)が異なることがあるのですが、このような場合は、出荷可能な単位に変換をしてから基幹システムに入力しなければいけませんでした。お取引先が好調に増えていく一方で受注業務の負荷が高くなってしまったため、業務効率化を図る必要に迫られていました。
そのような時に『entrance Web受注』の紹介を受けました。発注側の保育園様が使いやすく、受注側である私たちの業務効率向上も期待できそうであったため採用に至りました。」(田村氏)
圧倒的な業務負荷軽減
導入効果①
保育園課 営業事務 内山 華奈子 氏
「現在、お取引先のうち約6割の保育園様に『entrance Web受注』をご利用いただいています。『entrance Web受注』で注文いただいたデータは基幹システムに連携されるので入力の必要がなく業務負荷は大幅に軽減されました。また、商品が特定できずに確認業務が発生するということもありません。受注単位と出荷可能な単位が異なる場合の単位変換もシステム内で行われます。さらに、入力がないということは入力ミスが発生しないので、納品精度向上にもつながっています。」(内山氏)
働きがいが向上
導入効果②
保育園課 営業事務 齋藤 南美 氏
「すべての注文をFAXで受けていた頃は、受注内容の確認とシステムへの入力作業に追われる日々を送っていました。特に新年度処理で繁忙期となる4月~7月頃は、定時内で業務が終わらないことも多く、残業にて対応していました。
今では繁忙は一時的なものであり、残業はほとんどありません。時間に余裕ができたことで、保育園様へのサービス品質向上にもつながっていると思います。プライベートで有意義に使える時間も増えました。」(齋藤氏)
お取引先にも好評
導入効果③
「保育園の先生にも『発注が楽になった』と喜ばれています。より使いやすくするための前向きな改善要望もいただきシステムに反映させたことで、ますます便利になっています。また、『entrance Web受注』に登録する食材は事前にある程度絞ることができるため、保育園を運営する法人の本部からは『アレルギー食材や使用禁止食材の管理がしやすくなった』という声を聞いています。」(齋藤氏)
保育園の先生が操作する発注画面イメージ
新規取引先の獲得にも!!
導入効果④
「弊社の営業担当が新規のお客様にご提案をする際に、Web発注に対応していることをお話しすると、特に若い先生の反応が良く、ネットショッピング感覚で簡単に注文ができるということがすぐに理解いただけるそうです。新規取引先へのご提案のしやすさもあり、現在のお取引先の園数は『entrance Web受注』導入前の約2倍に増えました。」(内山氏)
他部署でも利用開始
「数か月前から保育園課以外の部署でも利用を開始しました。現段階でお客様の利用率はまだ低いですが、使い勝手が良く、お客様にとっても自分たちにとっても利便性が高いシステムなので、今後浸透していくと期待しています。」(田村氏)
業務効率化でより良いサービス提供を
今後の展望
「業界あるあるだと思いますが、営業事務のメンバーは、多くの商品コードを覚えています。例えば『魚の切り身』の場合のコード数は、魚種×グラム数×骨の有無×皮の有無×味付けで、約700コードもあります。コードを言えと言われるとパッと出てこないのですが、不思議なことに、テンキー(10キー)に手を置くと勝手に手が動いてコードが出てくるので、体に染みついているのだと思います。今後の目標の一つに『entrance Web受注』の利用率向上がありますが、利用率向上に伴って、コードを忘れる日が来るのかもしれません。業務効率化により生まれた余裕を有効活用し、引き続き業務改善をしていきたいと思います。
わたしたち保育園課は、お子さまの発育のみならず命にもかかわる保育園様向けの食品を取り扱う専門部隊として、営業・受注・荷揃え・配送までを一貫して行っております。ITの活用も通じて、より良いサービスと、安全・安心をお届けしてまいります。」(田村氏)
保育園課 営業事務 田村 美岬 氏
保育園課 営業事務の皆様(本社屋上にて)
お客様情報
業務用食品総合商社である株式会社野口食品様は、1927年の創業以来、安全でおいしい食品をお届けしてきました。「学校給食」、「産業給食」、「外食」、「弁当・惣菜」など、多様な取引先の多様なニーズにお応えしています。
自然の恩恵であり、私たちの生活に必要不可欠な「食品」が安心・安全であり続けるためにも、適切な在庫管理による廃棄物抑制や、省エネ対策など、環境保全に積極的に取り組んでいます。また2001年よりカンボジアでボランティア活動をしており、派遣したボランティアの総数は延べ150人。4つの小中学校の建設にも携わっています。
株式会社野口食品様は、「食」を通じて生まれる、おいしさとの出会い、楽しさとの出会い、人との出会いを大切にしています。
株式会社野口食品様
【創業】1927年
【住所】神奈川県横浜市鶴見区大黒町9-4
【Web】https://www.noguchi-foods.co.jp/
- 本事例に記載の肩書や固有名詞などは初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。